写真を見て設備の名前が言えますか?

これまで9回にわたって書いてきた記事を読んでくださった方は、ほとんどすべての電車線設備について理解していただけたと思います。

それでは、総復習です。
実際の写真を見てどれが何という設備か言い当てることができますか?
P1010959

この写真はとある駅のホーム上から撮影したものです。
この写真の中には、

ちょう架線
トロリ線
ハンガ
き電線
き電分岐線
可動ブラケット
ビーム
やぐら
下束
がいし

の10種類の設備が写っています。当然、すべてこれまで説明してきた設備です。
ちょっと考えてみましょう。


正解

正解は以下のようになります。

まずは分かりやすいビーム、下束、可動ブラケット、がいしから。
図3

これはさすがに簡単過ぎたでしょうか?
これまで説明用に描いてきた絵とはそれぞれ若干構造が異なりますが、ビームも下束も可動ブラケットも様々な種類があるので、あくまで一つの例になります。


続いて、線モノに参りましょう。
まずはちょう架線、トロリ線、ハンガから。
図1

これも比較的分かりやすかったと思います。
等間隔でハンガが付いているので、ハンガを目印に追っていけば簡単ですね。


最後にき電線、き電分岐線、やぐらです。
図2

やぐらとき電線は分かりやすいと思いますが、き電分岐線は結構難易度が高かったのではないでしょうか。
これまでの説明で、き電分岐線とはき電線とトロリ線をつなぐ線だという話をしましたので、その視点から線を追いかけていけば分かると思います。


他の設備の写真

これまで説明した電車線設備の中でさきほどの写真に写っていないものもありますので、いくつか紹介します。

まずは避雷器腕金です。
arr

腕金は簡単ですね。
左側の腕金は左右のき電線を、右の腕金は避雷器をそれぞれ支持しています。

避雷器はがいしと似たような形で判断が難しいかも知れませんが、腕金の上に乗っかっていて、片側がき電線に接続されており、もう片側は電化柱(鉄柱)に沿って地上へ落ち接地されています。
これまで説明した通りですね。


続いて、自動張力調整装置です。
ws

滑車式のWTBとばね式のSTBがありますが、絵で説明した通りのものが設置されています。
これは分かりやすいと思います。


最後に曲線引装置振止装置です。
曲振

これも分かりやすいのではないでしょうか。
絵に描いたまんまです。


残るは架空地線ですが、良い写真が撮れなかったのですみませんが省略します。
実は架空地線というのは必ず設置しなくてはならない設備ではなく、襲雷頻度の高い場所にのみ設置されています。
なので、あまり良い写真が撮れないのです(言い訳)。





とりあえず、電車線設備に関する基礎講座は以上で終了です。

たった9回の記事だけで、設備紹介のみならずその設備の必要性までも含めて説明している本やウェブサイトは、私の知る限りなかなかないと思います。

今後はまだ紹介していない残りの設備や、これまで紹介した設備の詳細な情報を公開していきたいと思いますので、お楽しみに!

 

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