分野:電気回路
フェーザ表示のおさらい
前回はフェーザ表示について説明しました。
フェーザ表示とは、三角関数で表される扱いにくい交流の電圧や電流を、計算が容易で扱いやすい複素数で表す方法でした。
その中で、直流と同様に扱えるようにするために、最大値ではなくて実効値を用いる、という話をしました。
フェーザ表示とは、三角関数で表される扱いにくい交流の電圧や電流を、計算が容易で扱いやすい複素数で表す方法でした。
その中で、直流と同様に扱えるようにするために、最大値ではなくて実効値を用いる、という話をしました。
今回の記事では「直流と同様に扱えるようにする」とはどういう意味か?ということについて、詳細に解説したいと思います。
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実効値を導入しよう!
√2で割るのは「正弦波」の場合だけ!
電圧についても、詳細はここでは省略しますが、全く同じ考え方に基づいて計算を進めると、やはり交流の場合には、余計な「1/2」が登場します。
したがって、電圧についても、実効値をE = Em/√2とすることで、余計な「1/2」を消せます。
つまり、電圧も電流も「実効値は最大値を√2で割る」と覚えておけば、あとは直流と同様に計算できるようになります!
しかし、注意すべきことがあります。
それは、√2で割って実効値が求められるのは、「正弦波」の場合に限る、ということです。
まとめ
「交流回路でも、直流回路と同じように電力の計算をしたい!」というモチベーションから、実効値という概念が生まれました。
最大値の代わりに実効値を用いることによって、直流の場合と同様の式で、電力を計算できる!
・・・はずだったのですが。
実は、それだけではまだ足りないのです。
次回はそのあたりについて、詳しく解説します。
最大値の代わりに実効値を用いることによって、直流の場合と同様の式で、電力を計算できる!
・・・はずだったのですが。
実は、それだけではまだ足りないのです。
次回はそのあたりについて、詳しく解説します。
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