電車線屋による電験一種への挑戦

電車線屋は力学しかできないなんて言わせない!電磁気学や電気回路などの電気工学をマスターし電験一種の取得を目指すブログ(平成27年、ついに電験1種合格!)。鉄道電気技術(電車線技術)、発電・送電・変電・配電・電気機器・パワーエレクトロニクス等の電力技術、電験過去問(一種・二種・三種)も分かりやすく解説!目指せ第一種電気主任技術者!

2017年02月

分野:電力工学

電圧と電流を基準値で割ってみる

前回の記事では、電力系統の計算をする上で、オーム法は非常に煩雑な計算を要するので適していないということを説明しました。
今回はその解決策として広く用いられている単位法および%Z法(パーセントインピーダンス法)について説明します。
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分野:電力工学

単位法・%Z法とは?

電力系統において電圧電流などを計算するとき、通常の回路計算と同様に電圧をV(ボルト)、電流をA(アンペア)、インピーダンスをΩ(オーム)、電力をVA(ボルトアンペア)の単位のままで計算しようとすると、非常に手間がかかります。
そこでこれら4つのパラメータにそれぞれ基準となる値を定め、その基準値に対してどの程度の割合なのかを表す方法が単位法パーセントインピーダンス法(以下、%Z法と書きます)です。
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