電車線屋による電験一種への挑戦

電車線屋は力学しかできないなんて言わせない!電磁気学や電気回路などの電気工学をマスターし電験一種の取得を目指すブログ(平成27年、ついに電験1種合格!)。鉄道電気技術(電車線技術)、発電・送電・変電・配電・電気機器・パワーエレクトロニクス等の電力技術、電験過去問(一種・二種・三種)も分かりやすく解説!目指せ第一種電気主任技術者!

カテゴリ: 日常

先ほど横浜線電化柱折損により、朝10:00過ぎまで運転見合わせ状態になっていたというニュースを見ました。

2015年12月3日 横浜線電化柱折損


電化柱折損の現場は横浜線の鴨居駅と中山駅の間とのこと。
横浜といえば、今年の8月には桜木町駅で架線が断線するという事故も発生しています。
また、今年の4月には山手線の秋葉原駅付近で、今回同様、夜間作業上の手違いが原因で電化柱が倒壊するという事故も発生させています。
続きを読む

滑車の火災は確実に放火が原因!

ニュースで報道されているように、東京都内のJR東日本線路内でケーブル等の火災が相次いで発生していて、放火が原因の可能性が高まってきたと見られています。


これまでの被害はケーブルが中心だったのですが、昨日、ついに電車線設備までターゲットとされてしまいました。
跨線橋の下で電車線を支持するための金具に付いている滑車です。

ケーブル火災については詳しく分かりませんが、少なくとも滑車の火災については、電車線屋の視点からすると確実に放火によるものだと思います。
なぜなら、何らかの電気的なトラブルによって発生したのであれば、4つあるうちの1つの滑車だけが燃えているのは違和感があるからです。
例えば写真から2本の電線が見えますが、その2本の間に何らかの原因で大きな電位差が発生したとしたら、滑車を通じて電流が流れてしまうことが考えられます。
その場合、2つ又は4つの滑車を電流が通るので、2つ又は4つの滑車が燃えていないと不自然なのです。
続きを読む

京浜東北線の蒲田付近で今度は沿線火災があって、およそ1時間半もの長時間にわたって運転見合わせとなったようです。

2015年8月9日 京浜東北線沿線火災

最近、JR東日本、それも京浜東北線がやけにトラブル続きですね。
4月に発生した京浜東北線の電化柱倒壊事故東北新幹線の架線断線事故、そして先日の京浜東北線の架線断線事故などなど、大きなものだけでもこれだけ挙げられます。

ちなみに京浜東北線の架線断線については記事も書きましたので、ご参考にどうぞ。



続きを読む

8月4日に発生した、京浜東北線桜木町駅付近の架線断線事故。
今回は珍しく長いことニュースに取り上げられていますね。


やはり前回の記事で書いた通り、エアセクション付近で停車したことが原因だったようですね。

鉄道業界でよく言われるのが『安全』と『安定』は違うということ。
今回の架線断線事故は、設備的にはトラブルが発生しても適切に対応できていた(切れたら即座に電気を停めることができた)が、その後復旧まで時間がかかってしまいました。
続きを読む

先ほど京浜東北線架線断線により運転見合わせ状態になっているというニュースを見ました。

2015年8月4日 京浜東北線架線断線


架線断線の現場は京浜東北線(根岸線)の桜木町駅付近
鉄道関係者なら『桜木町』『架線断線』というワードから連想されるものがあるはずです。

そう、桜木町事故と呼ばれる、死者106名を出してしまった非常に痛ましい鉄道事故です。
続きを読む

↑このページのトップヘ