電車線屋による電験一種への挑戦

電車線屋は力学しかできないなんて言わせない!電磁気学や電気回路などの電気工学をマスターし電験一種の取得を目指すブログ(平成27年、ついに電験1種合格!)。鉄道電気技術(電車線技術)、発電・送電・変電・配電・電気機器・パワーエレクトロニクス等の電力技術、電験過去問(一種・二種・三種)も分かりやすく解説!目指せ第一種電気主任技術者!

カテゴリ: 電車線

キーワード:がいし形セクション、スライダー、FRP形セクション、母線


がいし形セクションの特徴

前回説明したように、インシュレータセクションエアセクションとは対称的で、設備の構成が非常にコンパクトな電気的区分装置です。
しかしその分狭い範囲に荷重が集中するため、そこが硬点となってしまうので、列車は減速しないと通過できないという欠点があります。
それではもう一つの条件である『完全な絶縁』についてはどうでしょうか。
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キーワード:エアセクション、インシュレータセクション、がいし形セクション、FRP形セクション、デッドセクション、径間、スパン、スライダー、引上げ線


電気的区分装置の種類

電気的区分装置は、エアセクションインシュレータセクションがいし形またはFRP形 )、デッドセクション3種類に分けられています。
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キーワード:エアジョイント、コネクタ、硬点、局部摩耗、機械的摩耗、電気的摩耗   


機械的区分装置とは?

前回の記事では電車線の区分の必要性その種類について説明しました。
今回からは機械的区分装置電気的区分装置にそれぞれどのようなものが存在するのか説明します。
まずは機械的区分装置についてです。
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キーワード:引留区間、抑制抵抗、機械的区分装置、電気的区分装置


電車線を区分する必要性

今回はエアセクションをはじめとする『区分装置』について説明します。
エアセクションについては、以前、京浜東北線桜木町駅で架線の断線事故が発生した際に詳しく説明しましたが、実はエアセクション以外にも様々な区分装置があるので、今回の記事ではそれらを紹介します。
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キーワード:き電、直流、交流、直流き電方式、交流き電方式、アーク現象、整流器


そもそも『き電』とは?

これまでの電車線設備の説明では、使用している電気が交流なのか直流なのかということにはあえて触れずに進めてきました。
それはこれまで説明してきた設備が直流き電方式だろうが交流き電方式だろうが、ほとんど変わらないものばかりだったためです。
しかし今後説明する設備は、直流き電方式交流き電方式大きく異なってくるものばかりなので、この辺りで一度説明しておこうと思います。
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