電車線屋による電験一種への挑戦

電車線屋は力学しかできないなんて言わせない!電磁気学や電気回路などの電気工学をマスターし電験一種の取得を目指すブログ(平成27年、ついに電験1種合格!)。鉄道電気技術(電車線技術)、発電・送電・変電・配電・電気機器・パワーエレクトロニクス等の電力技術、電験過去問(一種・二種・三種)も分かりやすく解説!目指せ第一種電気主任技術者!

カテゴリ:用語解説 > 経済学

分野:経済学

囚人のジレンマとは?

ゲーム理論と呼ばれる戦略的な意思決定に関する理論の中に、同時手番ゲームというものがあります。
同時手番ゲームとは、将棋やチェスのように相手の出方次第で自分の戦略を決めるようなものではなく、じゃんけんなどのように各プレイヤーが同時にアクションを起こすことで結果が決まるゲームのことをいいます。

そして囚人のジレンマとは同時手番ゲームの1つで、お互いに協力することが良い結果になることが分かっていても、協力しないことで利益が得られるような状況下ではお互いに協力しなくなる、というジレンマのことです。

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分野:統計学、経済学

大数の法則とは?

大数の法則とは、1回の試行につきある確率(数学的確率・理論的確率)で起こる出来事について、何回も試行を繰り返せば、実際の確率(統計的確率・経験的確率)は理論的確率と等しくなる、という法則のことです。

例えば、サイコロの各目が出る理論的確率が1/6ということはご存知かと思いますが、実際に6回振ったとき『1の目』が1回、『2の目』が1回・・・というように各目が1回ずつ出ることはまず起こり得ませんよね。
しかし、サイコロを600,000回振ったとすれば、『1の目』が100,000回、『2の目』が100,000回・・・と、1/6に限りなく近づいていく、ということをこの大数の法則は示しています。
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分野:経済学

サンクコストとは?

サンクコスト(埋没費用)とは、すでに支払ってしまって、もう取り戻すことのできないお金のことを指します。


例えば、ある会社(A社)がすでに10億円投資して開発を進めている製品Xがあり、あと2億円投資すれば完成して製品化できるという状況まできたときに、ほかの会社(B社)が製品Xよりも圧倒的に性能の良い製品Yを販売開始したことにより、Xの売り上げが見込めなくなったとします。
その場合、感覚的には、
『すでに10億円も投資したのだから、ここで撤退したら10億円が無駄になってしまう!
なんとしてもXを製品化すべきだ!』
と思ってしまいがちですが、実際のところその10億円はすでに支払ってしまっており、回収できないコストなので、今後の経営判断を下すにあたって考慮すべきではありません。
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