電車線屋による電験一種への挑戦

電車線屋は力学しかできないなんて言わせない!電磁気学や電気回路などの電気工学をマスターし電験一種の取得を目指すブログ(平成27年、ついに電験1種合格!)。鉄道電気技術(電車線技術)、発電・送電・変電・配電・電気機器・パワーエレクトロニクス等の電力技術、電験過去問(一種・二種・三種)も分かりやすく解説!目指せ第一種電気主任技術者!

カテゴリ:電験 > テクニック

キーワード:e^x・a^xの電卓での計算

指数関数について今一度考える

前回、前々回で、三角関数sin・cos・tanと指数関数exp、それから自然対数logを電卓で計算するテクニックを紹介しました。
あとは累乗(ある値aのx乗)が求められれば、とりあえず電験に登場するレベルの計算は網羅できることになります。
なので今回は累乗の計算方法について説明します。
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キーワード:テイラー展開、log xの電卓での計算

マクローリン展開は万能ではない

前回の記事では、三角関数であるsin x・cos x・tan xと、指数関数であるexp x(e^x)容易に計算する方法についてお話ししました。
これらは全てマクローリン展開という、計算困難な関数を計算しやすいxのべき乗の形に変換する数学テクニックに基づいたものでしたね。
しかし数学が好きな人は『三角関数、指数関数ときたら、もう1つ重要で計算困難な関数があると思うんだけど・・・』と感づいているかもしれません。
そうです、対数関数のlog xです。
(ここでは底がeの自然対数のことを表しています。)
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キーワード:マクローリン展開、微分、べき乗、階乗、近似、sin x・cos x・tan x・exp xの電卓での計算

容易に計算できない関数

以前書いた通り、電験では『普通の電卓』しか使えません。
しかしそんなことはお構いなしに、本当に様々な計算問題が出てきます。
したがって、普通の電卓でいろいろな計算が出来るテクニックを持っておけば、それは大きな武器になるはずです。
(テクニックだけを知りたい場合は、『総まとめ』の記事をお読みください。)

例えば、sincosについて。
0°、30°、60°、90°などの代表的な角度におけるsinやcosの値は覚えている人も多いでしょう。
しかし15°の場合は?25°は?となってくると、お手上げという人も多いのではないでしょうか。

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電験と電卓

電験(電気主任技術者試験)を受験したことがある方ならば、電卓の重要性はよく理解していると思います。
理論はほとんど計算問題だし、電力や機械、法規でも一部計算問題が出されます。
中でも電気回路関係の計算は、二乗やルートの計算が頻繁に出てきて、しかもそれが分母にあったりと、複雑な計算を求められるケースが非常に多いのです。

さらに電験の特徴として『関数電卓は使用NG』というものがあります。
普通の電卓だとしても付いていてはダメなキーなどもあるのでご注意ください。
詳細は電験の公式サイトで確認できます。
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電験(電気主任技術者試験)とは?

電験の正式名称は『電気主任技術者試験』で、第一種、第二種、第三種の3つに分けられていることは、受験を志している方々ならばすでにご存知かと思います。

試験内容ですが、一種、二種、三種のいずれの試験の場合も、まずはマークシート問題で『理論』『電力』『機械』『法規』の4科目を受験することになります。

三種の場合は、この4科目を全て合格すればクリアとなり、免状が取得できます。


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